日本で売られている牛乳のほとんど全てが「120~130℃」などの高温で2~3秒という短時間での殺菌をしていますが、低温殺菌牛乳は65℃で沸騰させずに30分間、ゆっくり殺菌しています。
沸騰させていないので、牛乳本来のふくよかな風味が残り、まろやかなコクがあって、とっても手間がかかるけれど、美味しい牛乳です。
遺伝子組み換えをしていないエサを与えるなど、徹底的にこだわった、12戸の酪農家が生産した生乳に限定してつくられたのが、この「低温殺菌」こだわり牛乳です。
牛乳の殺菌方法とは?
- 牛乳の殺菌方法には以下の種類があります。サツラク低温殺菌こだわり牛乳の殺菌方法は「低温保持殺菌(LTLT)」にあたります。
低温保持殺菌法
(LTLT)牛乳を62~65℃で30分保持殺菌するか、または65~68℃で連続式等により30分間加熱する殺菌方法です。 高温保持殺菌法
(HTLT)75℃以上・15分以上で殺菌する方法です。 高温短時間法
(HTST)世界的に一般的な方法で、牛乳を72℃以上・15秒以上で殺菌する方法ですが、80~85℃・10~15秒で殺菌する方法もあります。 超高温短時間殺菌法
(UHT)日本で一般的な方法で、120~150℃・1~3秒間殺菌する方法です。
「成分調整牛乳」「低脂肪牛乳」など・・・牛乳にはどんな種類があるのですか?
- 「牛乳」はその製法によって以下の種類に分けられます。
牛乳 牛から搾った乳を「生乳」といいます。乳脂肪分3%以上、無脂乳固形分8%以上の成分及び所定の温度で成分無調整のまま加熱殺菌したもの。 成分調整牛乳 生乳から水分や脂肪分の一部だけを取り除いて、乳成分を濃くしたり、又は乳脂肪分を低くするなどの調整を行った牛乳。生乳100%で、牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪牛乳にもあてはまらないもので無脂乳固形分8%以上のものを言います。 低脂肪牛乳 生乳から乳脂肪分の一部をとりのぞいたもので、無脂乳固形分8%以上、乳脂肪分0.5%以上1.5%以下に成分調整したものです。 無脂肪牛乳 生乳からほとんどの乳脂肪分を取り除いたもので、無脂乳固形分8%以上、乳脂肪分0.5%未満に成分調整したものです。 加工乳 生乳や牛乳、またはこれらを原料とする乳製品(脱脂粉乳、クリームなど)を使って製造されたもので、無脂乳固形分8%以上のものです。低脂肪タイプや濃厚タイプがあります。 乳飲料 乳製品以外を使ってはいけない加工乳に対して、乳製品以外の栄養成分である、ミネラル分や、果汁やし好飲料などを加え、乳固形分を3%以上にした飲料のことです。
外観的には区分できない場合もありますが、キャップやパックの表示欄に乳飲料と必ず記載されています。
牛乳は太りにくく美容に良いって本当?
- 1997年フランス・2000年日本で食品(牛乳)に関するイメージ調査の結果「健康に良い」「子どもの成長に有益」「カルシウムがある」などの肯定結果が出されました。
牛乳を飲んでもコレステロール値は上がらず、また炭水化物を摂取した時に上がる血糖値も抑えてくれる効果があります。
フランス人の回答として「身体が美しくなる」との肯定的回答が75%を占め、理由としては牛乳の歴史が数千年と長いための知恵と考えられます。
牛乳を温めた時にできる膜って何?
- 牛乳の表面から水分が蒸発し、濃くなるとタンパク質が凝集し、これに乳糖や脂肪が包み込まれて膜をつくります。
膜ができることを「ラムスデン現象」といいます。(40℃以上で熱し続けるとできる)
かき回しながら加熱するとできにくいです。
牛乳が白いのはどうして?
- 牛乳1ml中には、水に溶けないたんぱく質が、カゼインミセルの形で5兆~15兆個の微細粒子として、また脂肪が20~60億個の脂肪球として全体に浮遊し、それらが外からの光を乱反射するため白く見えます。
カゼインミセルと脂肪球は光の屈折率や波長の度合いなど、白く見える為のいくつかの条件を満たしています。

内容量 |
1000ml・500ml |
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価格(税込) |
1000ml:252円 500ml:147円 |
原材料名 |
生乳100% |
保存方法 |
要冷蔵(10℃以下) |
消費期限 |
5日間(製造日含む) |
製品規格 | 無脂乳固形分 | 8.4%以上 |
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乳脂肪分 | 3.6%以上 | |
栄養成分 (コップ1杯 200mlあたり) |
エネルギー | 138kcal |
たんぱく質 | 6.6g | |
脂質 | 7.8g | |
炭水化物 | 10.4g | |
ナトリウム | 85mg | |
カルシウム | 227mg |
- 東急ストア
- 北雄ラッキー
- コープさっぽろ
- アークスグループ
※尚、上記各チェーン店の中でもお取り扱いがない店舗もございます。